DDR ・・・「ダブル・データ・レート」の略です。
DDR4→DDR3→・・・モジュール規格とチップ規格の相対表
特殊なマザーボード以外、同じマザーボード上にSDRAM、DDR、DDR2、DDR3、DDR4のメモリを混在させることは出来ないです。規格が合わないので、違う企画のメモリをそもそも挿せないです。
”チップ規格”の名称(DDRから始まる名称。例:DDR4-2133)と
”モジュール規格”の名称(PCから始まる名称。例:PC4-17000)は
別名になっていますが、同一のメモリを違う名称で呼んでいるだけです。例えば”DDR4-2133”と”PC4-17000”は全く同一のメモリです。
<DDR4・・・2014年~ 定格電圧1.2V>
- DDR3 SDRAMを改良した第4世代のDDR SDRAM規格
- DDR3の2倍の速度のデータ転送が可能
- 電源の電圧は”DDR3の1.5V”から”1.2V”へ消費電力が削減(一部の回路には別に2.5Vの電源を供給する必要がありま)
- 入出力ピン数は”DDR3の240ピン”から”284ピン”に増加し、ピン間の幅が縮小
- メモリ自体の横幅(標準のメモリモジュール(DIMM)の幅)はDDR3から変化なし
メモリ規格 | チップ規格 | モジュール規格 | 動作周波数 | データ転送速度 |
---|---|---|---|---|
DDR4 SDRAM | DDR4-1600 | PC4-12800 | 1600MHz | 12.8GB/s |
DDR4-1866 | PC4-14900 | 1866MHz | 14.9GB/s | |
DDR4-2133 | PC4-17000 | 2133MHz | 17.06GB/s | |
DDR4-2400 | PC4-19200 | 2400MHz | 19.2GB/s | |
DDR4-2666 | PC4-21300 | 2666MHz | 21.3GB/s | |
DDR4-2800 | PC4-22400 | 2800MHz | 22.4GB/s | |
DDR4-3000 | PC4-24000 | 3000MHz | 24.0GB/s | |
DDR4-3200 | PC4-25600 | 3200MHz | 25.6GB/s | |
DDR4-3300 | PC4-26400 | 3300MHz | 26.4GB/s | |
DDR4-3333 | PC4-26600 | 3333MHz | 26.6GB/s | |
DDR4-3400 | PC4-27200 | 3400MHz | 27.2GB/s | |
DDR4-3466 | PC4-27700 | 3466MHz | 27.7GB/s | |
DDR4-3600 | PC4-28800 | 3600MHz | 28.8GB/s | |
DDR4-3733 | PC4-29800 | 3733MHz | 29.8GB/s | |
DDR4-4266 | PC4-34100 | 4266MHz | 34.1GB/s |
【モジュール規格か、チップ規格で検索】
<DDR3・・・2007年~ 定格電圧1.5V>
- DDR2 の性能を改良し、データを先読みする新技術で、高速化。消費電力も低下
- 2008年までは価格が高く、あまり普及しなかった
- 2008年末に DDR3 メモリを専用とする CPU 「Core i7」 が登場して一気に普及し、価格も低下
- DDR2 に代わる主流のメモリへ
<DDR3L・・・2012年~ 定格電圧1.35V>
- 省電力型のDDR3。省エネが重視されるパソコン向け(ノートパソコンやサーバーなど)
- 性能はDDR3と変わらない。DDR3と併用も可だが、保証は出来ない
- 価格はDDR3より高め
メモリ規格 | チップ規格 | モジュール規格 | 動作周波数 | データ転送速度 |
---|---|---|---|---|
DDR3 SDRAM | DDR3-800 | PC3-6400 | 800MHz | 6.4GB/s |
DDR3-1066 | PC3-8500 | 1066MHz | 8.5GB/s | |
DDR3-1333 | PC3-10600 | 1333MHz | 10.67GB/s | |
DDR3-1600 | PC3-12800 | 1600MHz | 12.8GB/s | |
DDR3-1800 | PC3-14400 | 1800MHz | 14.4GB/s | |
DDR3-1866 | PC3-14900 | 1866MHz | 14.9GB/s | |
DDR3-2000 | PC3-16000 | 2000MHz | 16GB/s | |
DDR3-2133 | PC3-17000 | 2133MHz | 17.06GB/s | |
DDR3-2400 | PC3-19200 | 2400MHz | 19.2GB/s | |
DDR3-2666 | PC3-21300 | 2666MHz | 21.3GB/s |
【モジュール規格か、チップ規格で検索】
<DDR2・・・2004年中旬~ 定格電圧1.8V>
- DDR の性能をさらに改良した高性能な DDR メモリが「DDR2」
- DDR との互換性がない為、DDR2に対応していないパソコンでは動作しない
- DDR と比べて処理が早く、消費電力も低下
- DDR2ベースのシステムは2枚一組で搭載してデュアルチャネルモードで実行されることも多く、処理能力が向上
メモリ規格 | チップ規格 | モジュール規格 | 動作周波数 | データ転送速度 |
---|---|---|---|---|
DDR2 SDRAM | DDR2-400 | PC2-3200 | 400MHz | 3.2GB/s |
DDR2-533 | PC2-4300 | 533MHz | 4.3GB/s | |
DDR2-667 | PC2-5300 | 667MHz | 5.3GB/s | |
DDR2-800 | PC2-6400 | 800MHz | 6.4GB/s |
<DDR・・・2001年~2005年 定格電圧2.5V/2.6V>
- SDR(シングルデータレート)、SDRAMから直接進化したメモリ
- DDR(ダブルデータレート)とSDRの最大の違いは、DDRはクロック信号の上昇端と下降端の両方でデータを読み取るということ。これにより、DDRメモリモジュールはSDRメモリモジュールの2倍の速度でのデータ転送を実現する。
メモリ規格 | チップ規格 | モジュール規格 | 動作周波数 | データ転送速度 |
---|---|---|---|---|
DDR SDRAM | DDR-200 | PC-1600 | 200MHz | 1.6GB/s |
DDR-266 | PC-2100 | 266MHz | 2.1GB/s | |
DDR-333 | PC-2700 | 333MHz | 2.7GB/s | |
DDR-400 | PC-3200 | 400MHz | 3.2GB/s |
補足 PC3U-xxx,PC3L-xxx&PC3-xxxR,E,Uについて
<「PC3」の後にUやLがつく場合>
PC3U-12800 | 低電圧版のメモリ。 |
PC3L-12800 | 低電圧版のメモリ。 |
<数字の後ろにUやR、E、Sが付く場合>
PC3-12800R | R:サーバー用。レジスタードメモリのR。 これは注意が必要。普通のデスクトップパソコンでは動かない。 |
PC3-12800E | E:ECCにも対応してるメモリー。Eなしに比べると若干高級品。 PC3-12800と変わらない |
PC3-12800U | U:アンバッファードメモリ(ノン・レジスタードメモリ)。普通のメモリ。 PC3-12800と機能は変わらない |
PC3-12800S | S:SO-DIMMのS。ノートパソコン用のメモリ。 |
補足 PC2-xxxR,F,Pについて
<数字の後ろにRやF、Pが付く場合 すべて、サーバー用なので、注意>
PC2-5300R | R:サーバー用。レジスタードメモリのR。 |
PC2-5300F | F:FB-DIMM (新タイプのサーバー向け) FB-DIMM (Fully Buffered DIMM)は新タイプのサーバー向けに設計された特殊なメモリモジュール。主にIntel 5000シリーズチップセットで使用可能との事。 |
PC2-5300P | P:パリティ(別名ECC)の略。サーバー用 |
参考
-
【メモリ】交換・増設・取付のやり方
パソコンのメモリの増設や追加は、思っている以上にかなり簡単です。 マザーボードの規格に合っているメモリが何かを調べて、メモリを買い増設をしてみは?? 4GBのパソコンが5千円かからないくらいでメモリを ...
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