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メモリDDR4やDDR3の規格相対表 DDR(モジュール規格)まとめ

2020年5月31日

DDR

DDR ・・・「ダブル・ータ・ート」の略です。

DDR4→DDR3→・・・モジュール規格とチップ規格の相対表

特殊なマザーボード以外、同じマザーボード上にSDRAM、DDR、DDR2、DDR3、DDR4のメモリを混在させることは出来ないです。規格が合わないので、違う企画のメモリをそもそも挿せないです。

チップ規格の名称(DDRから始まる名称。例:DDR4-2133)と
モジュール規格の名称(PCから始まる名称。例:PC4-17000)は

別名になっていますが、同一のメモリを違う名称で呼んでいるだけです。例えば”DDR4-2133”と”PC4-17000”は全く同一のメモリです。

DDR4・・・2014年~ 定格電圧1.2V>

  • DDR3 SDRAMを改良した第4世代のDDR SDRAM規格
  • DDR3の2倍の速度のデータ転送が可能
  • 電源の電圧は”DDR3の1.5V”から”1.2V”へ消費電力が削減(一部の回路には別に2.5Vの電源を供給する必要がありま)
  • 入出力ピン数は”DDR3の240ピン”から”284ピン”に増加し、ピン間の幅が縮小
  • メモリ自体の横幅(標準のメモリモジュール(DIMM)の幅)はDDR3から変化なし
メモリ規格 チップ規格 モジュール規格 動作周波数 データ転送速度
DDR4 SDRAM DDR4-1600 PC4-12800 1600MHz 12.8GB/s
  DDR4-1866 PC4-14900 1866MHz 14.9GB/s
  DDR4-2133 PC4-17000 2133MHz 17.06GB/s
  DDR4-2400 PC4-19200 2400MHz 19.2GB/s
  DDR4-2666 PC4-21300 2666MHz 21.3GB/s
  DDR4-2800 PC4-22400 2800MHz 22.4GB/s
  DDR4-3000 PC4-24000 3000MHz 24.0GB/s
  DDR4-3200 PC4-25600 3200MHz 25.6GB/s
  DDR4-3300 PC4-26400 3300MHz 26.4GB/s
  DDR4-3333 PC4-26600 3333MHz 26.6GB/s
  DDR4-3400 PC4-27200 3400MHz 27.2GB/s
  DDR4-3466 PC4-27700 3466MHz 27.7GB/s
  DDR4-3600 PC4-28800 3600MHz 28.8GB/s
  DDR4-3733 PC4-29800 3733MHz 29.8GB/s
  DDR4-4266 PC4-34100 4266MHz 34.1GB/s
※黄色い下線は、よく見る規格

【モジュール規格か、チップ規格で検索】

DDR3・・・2007年~ 定格電圧1.5V>

  • DDR2 の性能を改良し、データを先読みする新技術で、高速化。消費電力も低下
  • 2008年までは価格が高く、あまり普及しなかった
  • 2008年末に DDR3 メモリを専用とする CPU 「Core i7」 が登場して一気に普及し、価格も低下
  • DDR2 に代わる主流のメモリへ

DDR3L・・・2012年~ 定格電圧1.35V>

  • 省電力型のDDR3。省エネが重視されるパソコン向け(ノートパソコンやサーバーなど)
  • 性能はDDR3と変わらない。DDR3と併用も可だが、保証は出来ない
  • 価格はDDR3より高め
メモリ規格 チップ規格 モジュール規格 動作周波数 データ転送速度
DDR3 SDRAM DDR3-800 PC3-6400 800MHz 6.4GB/s
  DDR3-1066 PC3-8500 1066MHz 8.5GB/s
  DDR3-1333 PC3-10600 1333MHz 10.67GB/s
  DDR3-1600 PC3-12800 1600MHz 12.8GB/s
  DDR3-1800 PC3-14400 1800MHz 14.4GB/s
  DDR3-1866 PC3-14900 1866MHz 14.9GB/s
  DDR3-2000 PC3-16000 2000MHz 16GB/s
  DDR3-2133 PC3-17000 2133MHz 17.06GB/s
  DDR3-2400 PC3-19200 2400MHz 19.2GB/s
  DDR3-2666 PC3-21300 2666MHz 21.3GB/s
※黄色い下線は、よく見る規格

【モジュール規格か、チップ規格で検索】

<DDR2・・・2004年中旬~ 定格電圧1.8V>

  • DDR の性能をさらに改良した高性能な DDR メモリが「DDR2」
  • DDR との互換性がない為、DDR2に対応していないパソコンでは動作しない
  • DDR と比べて処理が早く、消費電力も低下
  • DDR2ベースのシステムは2枚一組で搭載してデュアルチャネルモードで実行されることも多く、処理能力が向上
メモリ規格 チップ規格 モジュール規格 動作周波数 データ転送速度
DDR2 SDRAM DDR2-400 PC2-3200 400MHz 3.2GB/s
  DDR2-533 PC2-4300 533MHz 4.3GB/s
  DDR2-667 PC2-5300 667MHz 5.3GB/s
  DDR2-800 PC2-6400 800MHz 6.4GB/s

<DDR・・・2001年~2005年 定格電圧2.5V/2.6V>

  • SDR(シングルデータレート)、SDRAMから直接進化したメモリ
  • DDR(ダブルデータレート)とSDRの最大の違いは、DDRはクロック信号の上昇端と下降端の両方でデータを読み取るということ。これにより、DDRメモリモジュールはSDRメモリモジュールの2倍の速度でのデータ転送を実現する。
メモリ規格 チップ規格 モジュール規格 動作周波数 データ転送速度
DDR SDRAM DDR-200 PC-1600 200MHz 1.6GB/s
  DDR-266 PC-2100 266MHz 2.1GB/s
  DDR-333 PC-2700 333MHz 2.7GB/s
  DDR-400 PC-3200 400MHz 3.2GB/s

補足 PC3U-xxx,PC3L-xxx&PC3-xxxR,E,Uについて

「PC3」の後ULがつく場合

PC3U-12800  低電圧版のメモリ。
PC3L-12800 低電圧版のメモリ。

数字の後ろURESが付く場合>

PC3-12800R R:サーバー用。レジスタードメモリのR。
これは注意が必要。普通のデスクトップパソコンでは動かない。
PC3-12800E E:ECCにも対応してるメモリー。Eなしに比べると若干高級品。
PC3-12800と変わらない
PC3-12800U U:アンバッファードメモリ(ノン・レジスタードメモリ)。普通のメモリ。
PC3-12800と機能は変わらない
PC3-12800S S:SO-DIMMのS。ノートパソコン用のメモリ。

 

補足 PC2-xxxR,F,Pについて

数字の後ろRF、Pが付く場合 すべて、サーバー用なので、注意

PC2-5300R R:サーバー用。レジスタードメモリのR。
PC2-5300F F:FB-DIMM (新タイプのサーバー向け)
FB-DIMM (Fully Buffered DIMM)は新タイプのサーバー向けに設計された特殊なメモリモジュール。主にIntel 5000シリーズチップセットで使用可能との事。
PC2-5300P P:パリティ(別名ECC)の略。サーバー用

 

参考

メモリ
【メモリ】交換・増設・取付のやり方

パソコンのメモリの増設や追加は、思っている以上にかなり簡単です。 マザーボードの規格に合っているメモリが何かを調べて、メモリを買い増設をしてみは?? 4GBのパソコンが5千円かからないくらいでメモリを ...

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